
三日間降り続いた雪が、ようやくやんだ。
ひらひら雪が舞うなんて・・・そんな可愛いものじゃない。
びゅーびゅー風が吹いて、吹雪が強まった日には、ほんの5メートル先だって見えやしない。
暗くて、寒くて、心細くって・・・そのまま凍り付いてしまいそうな不安な気持ちを、風と一緒に吹き付けて来る。
そんな時は、ただじっと待つしかない。
でも、風がやんだ。
ようやく雪もやんだ。
しばらくして雲も消えた。
待っていた太陽が戻って来た。
僕は急いでカメラを取り出した。
岩陰をそっと覗き込むと、ふかふかの雪が割れ、ぴょこんっ・・・と小さな枝が顔を出した。
枝は体を少し揺らして雪を払い、それから短く一つ伸びをした。
この枝がもししゃべれたら、一体何て言うんだろう?
「寒かった」・・・?
「重たかった」・・・?
それとも「淋しかった」・・・?
いや、「僕も一緒に散歩したい」って言うんじゃないだろうか?・・・ふかふかの雪の上を。
テーマ:写真にコトバをのせて - ジャンル:写真

