
新年あけましておめでとうございます。
本年も、フォトブログPhoto Breeze from CANADA ならびにPhotoOfficeFujie藤江幸宏写真事務所を宜しくお願い致します。
朝陽・・・
雪山に登る朝陽を、あなたは見た事があるだろうか?
ひっそりと静まり返った森の中、自分以外、他に何の生命も感じられない・・・
川も木も岩も、何もかもが凍り付いたマイナス40度の朝。
北国の遅い遅い日の出を、ひとりポツンと待ち続けていると、自分もこのまま凍りついていきそうな、そんな恐怖さえ感じる。
ようやく徐々に明るみを浴びて来た東の空を見上げ、フーッとため息をつくと、今吐いたばかりの息が、カキーンッと直ぐに凍って落ちて来そうな気さえする。
朝陽が待ち遠しい・・・
都会の生活で、これほど陽の光りが恋しいと感じる事があるだろうか?これほど陽の光りがありがたいと感じる事があるだろうか?
山の向こうから、寝ぼすけの冬の日がゆっくりと顔を出す。
そして早口でこう言った・・・
「おいっ、みんな起きろよ!・・・いつまでも凍ったふりしてないで、ちゃんと働けよ!」
太陽のその声を合図に、凍り付いていた何もかもがキラキラと光り輝きだす。
ほんの少し前まで、何の生命も感じられず、全てが凍り付いていた死の森が、今はあちらこちらで自己主張を開始した。
分厚い氷で覆われた川も、その下ではしっかり流れ続けている。
木々の細い枝も、雪の重みに耐えてちゃんと頑張っている。
森の合間には、夜の間に付けられたコヨーテの足跡がはっきりと残り、その足跡を覗き込むと、小さな小さな雪の一粒一粒までが、皆違う形をし、皆それぞれに光り輝いている。
こんな小さな発見が沢山詰まっている冬の朝が、僕は何故か凄く好きだ。
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